2020年5月の記事一覧

いよいよ学校が始まります(校長より 5/29)

 

いよいよ6月1日から学校が再開します。

当面の間は学年別の登校となりますが、久しぶりに学校に

生徒の皆さんの元気な声が戻ってくるのが楽しみです。

 

再開に備えて先生方は、校内の清掃や手指消毒液の設置をはじめとして、

臨時的にホームルームとする会場を設営したり、

「パン販売」や「自販機購入」で3密を避けるための動線を確保したり、

登校時の健康観察のシミュレーションをしたりするなど、

心を込めて皆さんを迎え入れる様々な準備をしてきました。

 

生徒の皆さんも、体調を整え、登校前の検温やマスク着用、3密を避けて行動するなど、

一人一人ができることを確実に実行してくれることを期待しています。

学校再開が待ち遠しいですね。全員が元気に揃うことを願っています。

(*体調が少しでもよくない場合は、無理をしないで自宅で休養してください。)

 

 

 *パンの販売は8日からとなります。

 

 

 

生徒の皆さんへ(校長より 5/19)

皆さん、こんにちは。元気に過ごしていますか。

15日の健康観察では、ほぼ全ての皆さんが元気に過ごしていることが分かり安心しました。

一部、体調を崩している人がいるようですが、十分に摂生して、学校再開に備えてください。

 

さて、休業中の課題は進んでいますか。

各学年とも、かなりの量の課題が出ていますね。

大変だとは思いますが、授業に代わる大切なものです。頑張ってください。

 

5月からは、Google Classroomを活用して、動画配信や課題配布を始めました。

生徒の皆さんの中には、戸惑った人もいたみたいですが、登録にご協力いただきありがとうございました。

先生方もほぼ全員が初めての経験ですが、動画を作成したり、メッセージを送ったり、様々な工夫をしています。

ICTが得意な先生ばかりではなく、苦手意識を持っていた先生もいましたが、

学年ごとに研修会をして、皆さんの学習が少しでも捗るようにと一生懸命頑張っています。

生徒の皆さんも、先生たちの思いに応えて頑張ってくださいね。

 

生徒の皆さんへ(校長より)

    

    在校生の皆さん、こんにちは。体調はいかがですか。毎日どのように過ごしていますか。

 2,3年生の皆さんは、3月から授業や部活動、学校行事がすべて中止となり、先生や友人にも会えず、不安に過ごしている生徒も多いのではないでしょうか。1年生の皆さんは、入学式の翌日から臨時休業となり、まだ担任の先生やクラスの仲間のこともよく分からず、心細い日々を過ごしているのではないかと心配しています。先生方も「生徒の皆さんは体調を壊していないだろうか、きちんと課題に取り組んでいるだろうか」と、とても心配しながら過ごしてきました。 

 学校から毎週木曜日に課題を提示していますが、しっかり取り組めていますか。思うように学習が進まず、このままでいいのだろうかと不安に思い始めた人もいるのではないでしょうか。状況は皆同じです。今は家庭で規則正しい生活を心がけながら、目の前のこと、自分ができることに、一つ一つに丁寧に取り組んでいってください。  

 緊急事態宣言が継続となり、外出自粛要請が続きます。新型コロナウイルス感染症の終息にはまだ遠く、予断を許さない状況にあります。この度、県教育委員会の指示により5月末日まで休校が延長されることになりました。学校再開を楽しみに待っていた皆さんには残念なことだと思いますが、皆さんの安全安心を第一優先に考えての休業延長です。ご協力をよろしくお願いいたします。

  ウイルスという目に見えない敵を相手に、自分や家族・友人など大切な人がいつ感染するかもしれないという不安、そして様々な行動の自粛など、大変緊迫した状態の中、相当ストレスもたまっていることと思います。この時期、精神的にも物理的にも様々な制約がある中で、「あれもできない、これもできない」と後ろ向きに考えがちです。でもこういう時期だからこそできることもあります。この時期、生徒の皆さんにはぜひ「自ら学ぶ力」を身に着けてほしいと思っています。学校から与えられた課題に、義務的に取り組むのではなく自分から積極的に取り組む。プラスαの調べ学習をする。また、自分の将来や気になっていたことと関連付けて、自らテーマを設定し学びを深めてみる。資格取得や新たな趣味に挑戦するのもよいでしょう。普段は時間がなくて遠ざかっていた読書をしたり、絵を描いたり作品を製作したりするのもいいですね。今回与えられた膨大な時間を自分で「スケジューリングする力」、そして「自ら学ぶ力」を身に着けることができれば、自分にとって一生の財産になること、間違いありません。今後の生き方も変わってきます。

 一方、学校でも、授業や現場実習、学校行事など計画されていた教育活動が全く実施できないことに危機感を感じています。このような状況の中で、生徒の皆さんの学力や資格取得、卒業後の進路をいかに保障していくか、大きな課題に直面しています。これまで誰も経験したことのないこの難題に、先生方の英知を結集して、全力で取り組んでいきます。今回の休業を機会に、学校ではまずはICTを活用した学習支援の導入に向けて検討を始めました。今後皆さんに「Google Classroom」の登録をしていただき、休業中における皆さんの健康状態の把握や学習支援の一助としていきたいと思っています。学校もこのような時期だからこそできることに目を向け、できることから始めていきたいと思います。「ピンチをチャンスに変える力」が学校にも試されています。

 学校は、まだしばらく臨時休業が続きます。生徒の皆さんや学校にも試練が続きますが、社会では今、多くの方たちが感染症による苦境に立たされながら懸命に頑張っています。

 特に、医療崩壊が懸念される中で、自らも感染のリスクにさらされながら、一人でも多くの患者を救おうと日夜奮闘している医師や看護師などの「医療従事者」、また、高齢者にとって特に危険であると言われているこの感染症を絶対に感染させまいと懸命に働く「介護従事者」、そしてこうした社会を支える人たちの子供たちを預かり、細心の注意を払って子供たちの安全安心を守っている「保育士」の方々など。

 仕事に対する責任感と使命感、人に対する優しさと思いやりに、心から感謝し敬意を表したいと思います。

 本校生徒の多くの皆さんが、将来このような社会を支える職業を目指していることを校長としてとても誇りに思います。そのような本校の生徒として、今、皆さんがとるべき行動、また今皆さんがやるべきことは何か、一人一人よく考えて毎日を過ごしてください。自分や自分の大切な人、そして地域社会を守るために、お互いへの思いやりや優しさを忘れずに、感謝の気持ちをもって、自分のできることに取り組んでください。皆さんと共に、この難局を乗り越えていきましょう。

 一日も早く感染症が終息して、皆さんが通常の学校生活を送れるようになり、活気あふれる学校が戻ってくることを願っています。