2020年11月の記事一覧
学校文化週間
今年は新型コロナウイルスの影響で文化祭が中止になり、文化部の生徒の発表の場がありませんでした。そのため、11月21日から校内文化週間を設け、生徒の絵画や書などの作品を、本校2階の渡り廊下に展示しています。どれも心のこもった力作で、見応えがあります。
先日行われた学校説明会では、来校した中学生の皆さんにもご覧いただきました。
本来であれば、保護者や地域の皆様にもご覧いただきたいところですが、残念ながら今年はお招きできません。写真により生徒たちの頑張りを少しでも感じとっていただければ幸いです。
書道部 美術部
家 庭 部
写真部 ユーリカ部
華道部
全員就職内定に向けて
澄み切った青空の下、本校では紅葉が見頃を迎えています。
特に、校門から校舎へと続くけやき並木は、色鮮やかに色づき、目を楽しませてくれます。
さて、秋も深まり、就職試験が一段落しましたが、早くから目標を定め、準備を進めてきたこともあり、多くの生徒が内定をいただくことができました。(本校の生徒を採用いただいた企業の皆様、ありがとうございます。)
新聞等では、今年は新型コロナの影響で、企業が採用人数を抑制し、大学生の内定率が7割を下回ったとの報道がありました。
そのような中、本校では現時点で約9割の生徒が内定をいただくことができました。が、まだ全員ではありません。
就職を希望する生徒全員が、満足する就職先から内定をいただけるよう、最後の一人まで、粘り強く、一人一人に寄り添った指導をしてまいりたいと思います。
吹奏楽部の発表会が行われました
放課後、吹奏楽部の発表会が昇降口で行われました。
15人のメンバーが心を一つにして息をぴったりと合わせ、見事なハーモニーを奏で、聴衆を魅了しました。
今年はコロナ禍の影響で、文化祭もコンクールも中止となってしまったので、今年度初めての発表会です。代表生徒の「このメンバーで演奏するのは、最初で最後です」という言葉は感慨深いものがありました。
一人一人が演奏を心から楽しんでいる様子が伝わり、音楽への愛が感じられる素晴らしい演奏で、パワーをもらいました。
初冬の夕暮れ時、寒さが身に染みる中、心温まるひと時を過ごすことができました。
箏曲部の発表会が行われました
放課後、箏曲部の発表会が地域交流室で行われました。
会場には多くの教員や生徒が集まり、筝曲部員は満員の聴衆を前に、心のこもった素晴らしい演奏を披露しました。
今年は、文化祭もコンクールも中止となってしまったため、今年度初めての発表会であり、3年生にとっては最後の発表会でもあります。熱のこもった演奏は、とても感動的で心に響く素晴らしい演奏でした。
休校期間もあり、練習時間が限られている中で、よくぞここまで仕上げたものだと見事な仕上がりに感心しました。
演奏者にとっても、聴衆にとっても、感動的で心豊かな時間を過ごすことができました。
外部指導者の小倉先生には、熱心なご指導をありがとうございました。
新生徒会役員の活躍に期待します
新生徒会役員(会長、副会長)が校長室に来て、それぞれの抱負を語ってくれました。
「今年は文化祭が中止となったため、来年の文化祭や体育祭は、生徒の皆さんにとって良い思い出となるよう工夫していきたい、そのために生徒の皆さんから意見を聞いて、できるだけ尊重していきたい」と力強く語ってくれました。
また、予餞会について、3年生にとって最後の良い思い出になるよう盛り上げ、成功させたいとも語ってくれました。
また、日々の生活では、自転車のマナーアップなど、より良い学校をつくっていきたいとの思いもあり、意気込みにあふれていて、とても頼もしく感じました。
今後は、本校生徒の代表としてリーダーシップを発揮し、生徒たちをより良い方向へ導いてくれることを期待しています。より良い学校づくりに向けて、力を合わせて頑張っていきましょう。
中田会長 長谷川副会長 篠原副会長
須影保育園の園児さんたちが遊びにきました
本日、須影保育園の園児さんたちが本校に遊びに来てくれました。
総合学科「保育系列」3年の生徒たちが制作した段ボールハウスに、子供たちは大はしゃぎ(^▽^)
本校のお兄さん、お姉さんからシールをもらいながら、全ての段ボールハウスを周遊し、楽しく遊びました。
例年は、文化祭に園児さんたちを招待して行われるこの行事ですが、今年は文化祭が中止のため、本日の開催となりました。どのハウスも工夫が凝らされた力作で、子供たちを惹きつけていました。園児さんたちにとっても思い出に残る楽しい一日になったことと思います。
また遊びに来てくださいね。優しいお兄さん、お姉さんたちが待っています(^▽^)
「災害時における介護職の役割について」東洋大学の八木裕子先生よりご講演をいただきました
2年福祉科の校内実習において、東洋大学の八木裕子先生をお招きし、「災害時における介護職の役割について」と題して、ご講演をいただきました。
福祉の仕事とは、「いかなる状況下においても人々の命と生活を支え、「ふつうに暮らせる幸せ」を守り、「生きててよかった」と思っていただけるように支援すること」。
そう話された八木先生は、これまで、単身で、時には学生を連れて、東日本大震災や西日本豪雨災害などの被災地に赴き、福祉専門職として被災地支援をされてこられました。また、台風19号による豪雨災害では埼玉県の川越市において、*「埼玉DWAT」の一員として災害支援をされたとのことです。
専門職によるたくさんの「知恵」と「工夫」、「現場力」が必要とされる被災地で、明るくテキパキとスタッフを指揮しつつ、一方で被災者に笑顔で優しく寄り添う八木先生の姿が目に浮かびました。
本日はこうしたご経験をもとに、災害時の福祉専門職の役割について、貴重なお話をしてくださいました。特に被災地でのお話は、どれも心に響くもので、あっという間の2時間でした。
生徒たちは熱心にメモを取りながら、集中して講義を聞いていました。終了後、生徒からは「自分も将来人の役に立てるように頑張りたい」という感想が聞かれました。
八木先生、素晴らしいご講演をありがとうございました。
*ことばの解説・・・「DWAT」(Disaster Welfare Assistance Team) 又は「DCAT](Disaster Care Assistance Team
「DWAT]とは、精神保健福祉士、社会福祉士、介護福祉士、保育士などから構成され、災害発生時に避難所などにおいて、中長期的に介護や福祉のサービスを行うチームのこと。昨年の川越市の豪雨災害において、埼玉初のDWATが活躍しました。
「DMAT」は災害時に派遣される医療関係の派遣のチームで、最近認知度が上がってきましたが、「DWAT]については、まだ認知度が低く、ご存じない方も多いと思います。私も本日初めてこの言葉を知りました。「ふつうに暮らせる幸せ」を守るために重要な役割を果たすもので、今後ますます必要とされるのではないかと感じました。
ふくしの「ふ」は「ふつうに」、「く」は「くらせる」、「し」は「しあわせ」
介護福祉専門職は、「普通に暮らせる幸せ」を守る重要な仕事
福島に植えられた「ヒマワリ」。「ヒマワリ」は放射性物質を吸収するそうです。
校長室で「Activeな介護福祉士とよく言われます」 と笑顔で話されていた八木先生。今後も被災地等で、「ヒマワリ」のように周りを明るくしてくれる貴重な存在としてご活躍されることでしょう。